はじめに
宅建に興味があるけれど、試験がいつあって、どう申し込むのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、大学2年時に宅建に一発合格した私が、宅建試験のスケジュールや制度の基本について、初めての方でもわかるように丁寧に解説します。
宅建試験の概要
宅建(正式名称:宅地建物取引士)試験は、毎年1回だけ実施される国家試験です。
- 試験日:毎年10月の第3日曜日(2025年度は10月19日予定)
- 実施機関:公益財団法人 不動産適正取引推進機構
- 受験者数:20万人前後/年
- 合格率:おおむね15〜17%
資格試験の中では比較的受験者数が多く、社会人・学生問わず人気があります。
出願スケジュールと方法
受験するには事前の申し込みが必要です。
- 出願期間:7月上旬〜中旬(インターネット申込がおすすめ)
- 受験料:8,200円(2025年度予定)
申し込みは期間中に済ませないと受験できません。(当たり前ですが笑)
スケジュール管理が重要です。
📅 出願から試験までの流れ
7月上旬〜中旬:願書受付(Web or 郵送)
↓
10月第3日曜 :試験本番(13:00〜15:00)
↓
11月中旬 :合格発表
試験の内容と出題形式
宅建試験は以下のような構成になっています。
- 出題数:全50問(すべて四肢択一式)
- 方式:マークシート方式(解答時間120分)
📘 主な出題科目と比重
分野 | 問題数(目安) | 内容 |
---|---|---|
宅建業法 | 約20問 | 宅建業のルール(得点源) |
法令上の制限 | 約8問 | 建築基準法・都市計画法など |
権利関係(民法) | 約14問 | 売買契約、借地借家など |
税・その他 | 約8問 | 税金、価格の評定など |
特に「宅建業法」は得点源なので重点的に対策する人が多いです。
合格基準・得点の目安
宅建試験の合格点は毎年異なります。絶対評価ではなく、相対評価が採用されています。
- 合格ラインの目安:50点中35〜38点(年度によって変動)
- 正答率:約70〜76%がボーダーライン
毎年合格率が15〜17%になるように調整されており、難易度は一定に保たれています。
試験までの準備スケジュール
宅建試験は10月に実施されるため、逆算してスケジュールを立てることが大切です。
🗓 勉強スタートの目安
開始時期 | 勉強期間 | 備考 |
---|---|---|
4月 | 約6ヶ月 | 春休みに始める人が多い |
6月 | 約4ヶ月 | 夏前スタート、主流パターン |
7月 | 約3ヶ月 | 願書出した直後に本腰 |
毎日2時間勉強するとして、3〜4ヶ月でも合格は可能です。 ただし、独学の場合は早めのスタートが安心です。
私の場合は、夏休みに勉強をしていました。8月と9月ですね。少し遅めのスタートでしたが、間に合いました。
まとめ
宅建試験は、年1回・10月の実施とスケジュールが決まっているため、計画的な準備が求められます。
- 出願は7月、試験は10月、合格発表は11月
- 出題は50問・2時間、マークシート形式
- 合格ラインは相対評価で35点前後
「いつか受けよう」と思っているだけではあっという間に願書締切が来てしまいます。
まずは試験日と出願日をカレンダーに登録して、スケジュールを意識するところから始めてみてくださいね。
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