大学生活、気づけば「なんとなく」になる前に

大学

はじめに:大学生活って、自由すぎてこわい

大学生活が始まると、いきなり自由になる。 授業に出るも出ないも自分次第。 バイトするのも、遊ぶのも、寝るのも、全部自分で決められる。

最初はそれがすごく楽しく感じる。 でも、ふとした瞬間に「このままでいいのかな」と思うことがあった。

高校までは、時間割が決まっていて、進路だって“次にやること”がだいたい見えていた。 だけど、大学生になると、自分で考えて、自分で選ばなきゃいけない。

大学1年の春。 時間はある。でも、どう使っていいかよくわからなかった。 自由って楽しいけど、ちょっとだけ怖かった。

授業が終わって、なんとなく帰って、なんとなくスマホ見て、なんとなく夜になる。 そんな日が何日か続くと、ふと「これでいいのか?」と考えてしまう。 自分がどこに向かっているのか分からないまま、時間だけが過ぎていく感じがした。


ぼんやりしてた自分が「ちょっと動いた話」

最初は、何か始めなきゃというより、「なんか物足りない」って気持ちだった。

サークルも入ったし、バイトも始めた。 でも、それだけだと毎日がルーティンになっていく感じがした。

とりあえず、宅建の勉強を始めてみた。 別に不動産に強い興味があったわけじゃない。 でも「やったら形に残るかも」と思って、なんとなく参考書を開いた。

最初の数日は、よくわからなかった。 でも、問題が少しずつ解けるようになると、ちょっとだけ「今日はやったな」って思えた。

その“ちょっと”が、けっこう大きかった。

バイト前の30分、空きコマの20分、電車の中での10分。 スマホを置いて、テキストを読むだけで、「今日は動けたな」と思える日が増えた。

資格に限らず、何かに向かって動いていると、心の中に「自分で決めてる感」が生まれる。 それが、自信とか満足感とか、そういうものに少しずつつながっていく。

「とりあえず」。「ちょっとだけ」。それだけで良いのです

大学生活は「余白」をどう使うか

大学生って、実はめちゃくちゃ時間がある。 授業がない日もあるし、授業があっても空きコマがある。 でも、その時間って意識してないと、全部スマホで溶けて終わる。

YouTube見て、X見て、気づけばもう夕方。 「何もしてないのに疲れた」みたいな日が、正直何度もあった。

それがダメってわけじゃない。 でも、続くと「このままでいいのか?」って思い始める。

だから、1日30分でも何かをやってると、ちょっと気分が違う。 「自分で選んで動いた」って感覚があると、大学生活がちゃんと“自分の時間”になる。

それは資格の勉強じゃなくてもいい。 本を読むでも、ノートをまとめるでも、筋トレするでもいい。 “なんとなく”から抜け出すには、自分で選んだ「何か」をやることが大事だと思う。

人と比べなくていい。 誰かと同じことをしなくても、自分が「ちょっと前に進んだな」と思えれば、それでいい。 その小さな積み重ねが、大学生活の満足度を左右する気がする。


おわりに:動くのは今でも、遅くない

1年生の春から動ける人って、実は少ない。 最初はわからないことばかりだし、みんな探り探りで過ごしてる。

でも、そんな中で「ちょっと動いてみる」だけで、後が全然変わる。

大学生活って4年間あるけど、「そのうち動こう」と思ってるとあっという間に過ぎていく。 大学3年になって、「もっと早く始めておけばよかった」と思う人も多い。

だからこそ、今“ちょっと”動いてみる。 それだけで、半年後や1年後の自分が変わってるかもしれない。

迷ったら、まずは5分だけ。 本屋に行ってみるでも、メモ帳にやりたいことを書いてみるでもいい。 誰かに相談してみるでも、ブログを読むでも、きっかけはいくらでもある。

大きな目標なんてなくていい。 「今、自分がやったと思えること」を、少しだけ増やしていく。

小さな動きが、大学生活をつくっていく。 そして、それが将来の自分にとって、思っていたよりも大きな意味を持つかもしれない。

この春、何かを始めてみようと思った人の背中を、そっと押せたらうれしい。

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